日記には今この瞬間に考えていることを書きたいんだが、そうはいかないことが多い。今考えていることは今作っているものについてで、それが世に出るのは1ヶ月とか2ヶ月先になる。だから、書きたくても書けないことがしょっちゅうあり、もどかしい。趣味プロダクトであっても企画途中のものは絶対ばらしたくないので、やはり日記には書かない。
何か作っているときは寝ても覚めてもそのことだけしか考えなくなるから、自然と思うところがありすぎる状態になる。しかし発露の場がない。一応、作ったあと記事を書くためにメモ書き程度には残すんだけど、後日書くと鮮度が落ちていて執筆に熱が入らない。そして日頃大抵何か作っている状態にある。
おおむね日常の9割くらいは話せないイメージがある。のこりの1割は深掘りできない薄っぺらい心情で、特に興味も関心もない。いまこれを書いてる途中で興味なさすぎてちょっと居眠りした。そういう状態で捻り出す記事というのは果たして自分の何であるのか、ありのまま度が低い日記は記録ではなく創作なのではないか、といったことが、ちょっとわからなくなった。
