SANOGRAPHIX Blog

京都を拠点に活動する佐野章核 (sanographix) の個人ブログ。日記、webデザイン、読書、写真など。

お手軽サウンドバー「YAS-107」買って1ヶ月使ったレビュー

UPDATE: 2020/01: 後継機(+サブウーファー付き)のYAS-209を買いました。性能的にはYAS-209のほうが明らかによいです。詳しくは下記記事を参照。

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テレビのスピーカーがしょぼい問題をなんとかするため YAS-107 を買った。

もともとテレビの内蔵スピーカーがあまりに貧弱で、外部スピーカーを繋いでいた。ところが、そのスピーカーの特性で人間の声がかなり奥まって聞こえるようで、映画のセリフなどが聞き取りにくくて困る問題があった。その解消と、バーチャルサラウンドがどんなものか試したかったので導入。

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1ヶ月くらい使った感想としては、映画やドラマを主に観るならピッタリの買い物に思えた。逆に音楽鑑賞には向かず、別のスピーカーを選んだほうがベター。エントリークラスのサウンドバーを探してる人、「バーチャル3Dサラウンド技術『DTS Virtual:X』に世界で初めて対応」にロマンを見いだせる人は買うべき。

長い羊羹っぽい。テレビのリモコン受光部を塞がないかは確認する必要がありそう

で、その DTS Virtual:X だが、オンにすると露骨に音が立体的になる感じを味わえる。映像ソースによってオフにするのも面倒なので常にオンにしている。横からの音はかなり横から聞こえる(文章にすると意味がわからないけど、擬似的に横のスピーカーから鳴っているように感じる)。後ろからの音はちょっとわからない。この技術は高さ方面の音も再現するらしいが、印象としては天井から鳴るわけではなく「スピーカーを画面下部に置いた場合、画面の正面あたりから鳴っているように感じる」が近い。正直バーチャルサラウンドは半信半疑だったために良い意味で予想外だった。

また、セリフを聞き取りやすくする「クリアボイス」機能は、狙ったとおりの効果が出た。僕の主な用途が「夕飯を食いながらNetflixを観る」なので、ちょっと大きめのボリュームにしておかないとセリフを聴き逃してしまう(思ったより食事中は雑音がある)。集合住宅ではあまり大音量を出すわけにもいかないから、人間の声だけが底上げされる機能はかなり助かる。

接続は基本的にHDMIで、テレビがARCに対応していれば、テレビと連動して電源が入る。ボリューム調整もテレビのリモコンで行えるから、このサウンドバーのリモコンはあまり出番がない。ちなみにうちではMDR-DS7500とテレビの間に本機を噛ませるかたちで接続しているが、どちらも問題なく動いている。

サウンドバーって正直あまり選択肢が無くて、あと有名どころはBOSEとソニーくらいしかない。隣の部屋の住人から壁ドンされない程度のボリュームしか出せない身を考えると、これくらいの買い物がちょうど良かったのかなと思うことにしている。

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