SANOGRAPHIX Blog

京都を拠点に活動する佐野章核 (sanographix) の個人ブログ。日記、webデザイン、読書、写真など。

ゴールデンゲーム日記

ゴールデンウィークはPerfect Gold遊んだ。なぜならゴールデンウィークだから。

……というのは関係なくて、百合ゲーということで以前Kickstarterでバックしていて、プロダクトキーを受け取ったのがたまたまゴールデンウィークと被った。そして都合よくそのまま遊び終えた。

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この照れ隠しポーズの立ち絵がいかにも端的に性格を表していて良いんだよね

サクッと遊べる長さで、物語もシンプルで爽やかな読後感なので、あまり気負わず読める作品だと思う。

短いながらも、立ち絵、イベントスチル、そして背景の流れる雲まで細かく動きがつけられていて、想像以上に視覚的に楽しめる場面が多かった。また、3つの時間軸を行ったり来たりしながら物語が進む構成になっていて、短く感じさせない工夫もおもしろい。

主人公2人は対照的な性格のくせに、いざ掛け合いがはじまると驚くほど初々しくなって、それがまた微笑ましい。ボイスももっと聴きたいと思えるほど聴き心地が良く、本当に魅力的なキャラクターなだけに、欲を言えばもっと色々なシーンを見てみたかった。今後の展開に期待ですね。

題名「Perfect Gold」が意味するものは、はっきり語られはしないのだけど、彼女らが歩む道は何なのか結末に提示される。ここが一番おもしろかったところで、錬金術とのダブルミーニングを思わせておいて、一捻り加えた着地をする意外性があった。

あとKickstarterでバックすると、自分の名前がゲームのエンドクレジットに載るのもちょっとしたお楽しみ要素としてある。Perfect Goldでは自分の名前見つけられた。


GWに遊んだゲームのうち、苦い思い出のひとつに「The Climb 2」がある。とんでもない高さの壁登りに挑戦するVRゲームで、これはおもしろいぞと思った束の間、1時間待たずに激しく酔って床に伏せてしまった*1

楽しいひとときが一転して惨めな気持ちになり、酔いやすい体質で良いことがない。本当になんとかしたいのだがどうにもならないのが惨めさを加速させる。酔ってる間は動けないので、お酒がダメな人はこんな気持ちで飲んでるのか、などと考えごとをしてやり過ごすしかできない。

そう考えると、以前酔わなかったと書いた「Half-Life: Alyx」がいかによく研究されていたか改めて思い知ることとなった。

*1:一応Oculusストアには各アプリごとに酔いやすさの目安が表示されているのだが、まあ大丈夫だろと自分の体質を過大評価してました