SANOGRAPHIX Blog

京都を拠点に活動する佐野章核 (sanographix) の個人ブログ。日記、webデザイン、読書、写真など。

よかったゲームふりかえり(2022年末から2023年3月)

例によって、2022年末から2023年3月にかけて良かったゲームの振り返りをやる。個人的な好みのゲームの傾向は過去記事を参照してください。

カジュアルラリー

Forza Horizon 5」のDLC「Rally Adventure」が登場したので遊んでいた。ラリーといってもシビアではなく、アーケードライクな取っつきやすい味付け。カジュアルさでいえばセガラリーのような雰囲気もあり、このフランチャイズの方向性とぴったりの組み合わせといえる。手応えが欲しい人用のチャレンジも、引き続きシーズンごとに用意される。

ゲームの詳しい紹介は過去記事にある ので割愛するとして、ビジュアルは相変わらず素晴らしい品質。特に砂埃や泥汚れの表現は(僕の勘違いでなければ)このDLCで強化され、見応えアップした。なお記事公開時点でコドライバーの日本語音声が収録されていないので、DLCを遊ぶときにはゲームの言語設定を英語に切り替えるとよい。

笑ってはいけないダークサイド

STAR WARS: Knights of the Old Republic」の日本語版をSwitchでプレイ。同開発元のMass Effectシリーズが好きなので、本作もいつか遊びたいと思っていた。日本語版のアナウンスは嬉しいサプライズだった。

RPGの古典として高い評価を得た作品なので、クリアまでの時間は長めだが楽しんでプレイできた。というか、もう楽しすぎた。選択肢が。

このようにジェダイに似つかぬ最低っぽい選択肢が必ず用意されており、ヒドさに否応なしに笑ってしまう。絶対こっち選んだほうが面白いよと誘惑するダークサイドの強さといったらない。まだこの画像は序の口で、「やっぱりここにいる全員を殺すことにした」の意味のセリフは何十パターンも見ることができる。このゲームでボキャブラリーを豊かにしておけば急なシスの誘いにも安心だ。

スター・ウォーズといえば最近は「キャシアン・アンドー」が大好きで(昨年観たTVシリーズのなかでも特に)、現在も「マンダロリアン」シーズン3が放送中と、なにかと触れられている状態。それらの合間のコンテンツとしても、このゲームはおすすめである。

store-jp.nintendo.com

迷子にならずに済みそう

「Starfield」の発売を9月に控えた今、やれる準備はしておきたい。ということで予習するならこのゲームしかないと思い立ち「No Man’s Sky」をプレイをはじめた。こういうときにGame Passは買わずに遊べるので便利である。

これはものすごい。序盤の手探り感がものすごい。チュートリアルで全部は教えないスタイルなので、当初は無限の宇宙で迷子になった気分の心細さがあった。そこから手探りで徐々に世界を理解していくわけだが、発見に満ちた過程が好奇心と開拓精神をくすぐられてとても楽しい。まだ序盤も序盤でわからないことが多すぎるので、この発見の楽しさは当面続きそうな予感がする。

つくろう最強のコントローラ

Xbox Design Lab で作ったコントローラ(手前2つ)

色やパーツをカスタマイズしてオリジナルのコントローラを作れる「Xbox Design Lab」でコントローラを2つ作った。自分の好きな紫色とピンクで超かわいい。かわいくない?

PCにも繋げられることから、PCゲーマーにとっても Xbox Design Lab の満足度はきわめて高いので、見逃すのはもったいない。確実に自分好みの色が手に入るし、近年起こりがちな完売の心配もない。注文から到着まで1ヶ月以内だったと記憶していて、充分許容範囲。値段も通常のコントローラとそう変わらないうえ、円安の関係で米国価格よりかなり安価でお得感がある。

xboxdesignlab.xbox.com

Steam Deck と相性のよいゲームたち

Steam Deckを手に入れたので、SteamのゲームはPCだけでなく携帯機でもプレイしている。

買ったのは一番下位のモデルだが、とても良くできたデバイスで大満足。低発熱*1でパフォーマンスに優れ、ハードウェアと一体となったソフトウェアも便利。不足しがちなストレージもSDカードを足せるのでなんの問題もない。セーブデータはSteamアカウント間で同期されるため、いつでも別のPCから続きを遊ぶことができる。

Steam Deckと相性のよいゲームをいろいろ探ってみたところ、以下のようなゲームは好相性だと思う。なおスクリーンショットはいずれもSteam Deckで撮影している。

超リラックス

OlliOlli World」はスケートボードをテーマにした横スクロールアクションで、トリックを決めながらステージの制覇を目指す。この手のゲームにしては間口がとても広いのが良い。「慣れてきたらトリックのことを考えたらよい」レベルデザインになっているので、まずコースを一通り走ることに集中でき、途中でつまづくことなく爽快感を維持できる。それでもよく死ぬのだけど、リトライはボタン一発なのでリラックスして取り組めた。サウンドトラックも大変かわいい。最高。

アーケード感と相性良い

Redout 2は、伝統的な反重力レースゲームのジャンルの流れを汲む、超高速バトルが楽しめるゲーム。僕はこの手のジャンルは苦手ながらも好きで、想像通りの難しさに苦しみながらも楽しんでいる。全然うまくなるイメージが沸かない。

個人的事情として、なぜかデスクトップPCでこのゲームの起動に失敗するので、本作はSteam Deckのみでプレイしている。まさにPSPで「ワイプアウト ピュア」を遊んでいた頃の感覚が蘇った気持ちだ。このようなパッと遊ぶアーケードライクなゲームとSteam Deckの相性は抜群。フレームレートも至って安定している。

どこでも配送

Steam内で最もプレイ時間の長いタイトルは「Euro Truck Simulator 2」なので、当然Steam Deckでも遊びたい。Steam DeckとPCとでセーブデータやModも含めて同期されるので、これでどこでも運送業ができるようになった。公式のキーレイアウトがよくできていて、携帯機ながらキー操作になんら支障がない。

加えて、この機会に「American Truck Simulator」も新たに始めた。こちらもやることは「トラックで荷物を運ぶ」...とEuro Truck Simulator 2とまったく同じで、景観や道路の感じの違いを楽しむ。土地柄か、かなり大きな荷物や2連トレーラーが多く登場し、ニュービーにはやや厳しい。まったく新しく始めるなら Euro Truck Simulator 2 をおすすめする。個人的には新鮮な気持ちで運転できてとても楽しんでいる。

Steam DeckでXboxのゲームを遊ぶ

Steam Deckは原則Steamライブラリのゲームしか遊べない。が、実はXbox Game Passのゲームも遊べる。なぜならブラウザが内蔵されているから。ブラウザからGame Passのクラウドゲームにアクセスすれば遊べるという仕組み。というわけで、ここからはGame PassのなかからSteam Deckに向いていると感じたゲームをいくつか挙げてみる。

ハンマータイムじゃないんだよ

「You Suck at Parking」は、絶望的な立地の駐車場めがけて、燃費最悪の車でのパーキングテクニックを競うハイスピード駐車アクションパズル。紹介は過去記事を見てほしい。こいつも「パッとやる」系のゲームで、そういうゲームと相性は素晴らしく良い。

意地の悪い仕掛けが満載でイラつきそうなところを、散りばめられたユーモアが本当に気に入っているので許せてしまうところがある。まずタイトルが良い。良すぎる。一番笑ったのはキーコンフィグ(嘘のようですがキーコンフィグで笑えるので確かめてほしい)。

www.xbox.com

孤独のダウンヒル

「Lonely Mountains Downhill」は、ローポリの美しい山から、いかに転倒を抑えて短時間で自転車で下れるか競うゲーム。紹介は過去記事を見てほしい

Steam Deckはスティックやボタンがよくできているので、こういう慎重な操作が要求されるゲームでも充分快適に遊べる。あとは文字情報のなるべく少ないゲームのほうが狭い画面に向いている。老眼なだけかもしれない。

www.xbox.com


用事や制作が重なって充分ゲームできたとはいえない2023Q1であった。Q2で巻き返したい。

*1:手に持ったとき発熱が気にならないような配置になっている