このまえ同人誌作っていて チームメンバーの cube10 宅で打ち合わせをしていたときの話。デザインのイメージを決めようとしていて、彼がデザインの参照先として最初にdマガジンを開いたのがおもしろかった。僕はそれまでdマガジンに全然興味がなかったのだが、そのとき見せてもらって俄然気になり、自分も契約することにした。
雑誌というのはとにかくかさばるものである。デザインの資料用にいくつか本棚に入っているが、それにしても場所を取るのでなるべく持ちたくない。資料だからと買ったところで読まないページも多いから勿体無い。また、「雑誌のデザインアイデア集」みたいな資料集もあるにはあるが、実物より縮小されているし当然わずかなページだけ抜粋されていて完全感はない。
そのような気持ちがあったので、参照したいときにすぐ参照できる資料集が月額400円で手に入る、と考えることにした。400円は一瞬安いと感じるのだが、そういえば大抵の雑誌は本屋で立ち読みできるわけで、うーん安いのかどっちなんだ、という気持ちになる。うまい設定だと思った。いつでも読めることに金を払っている。このまえ読んだ本にも似たようなことが書いてあった。
また、実際に使ってみてから思ったことは、そういえば本屋にはプライバシーがあまりない、ということだった。オンラインであればどんなに自分とミスマッチする雑誌でも人目を気にせず読める。べつに僕はそこまで本屋で雑誌読むのに恥ずかしがる性格じゃないが、気軽に手に取りにくいジャンルの雑誌は確かにある。
サブスクリプション型のサービスちょっと多くなりすぎていて、そのうち首が回らなくなる予感がする。いいんだかわるいんだか。