ちょっとくらい収集癖があったほうがよかったのかもしれない。
なにかをコンプリートしたいとか、集めておきたい感覚があまりない。人間ちょっとくらいどこかおかしい人のほうがキャラが立っていて良いと思うんだけど、おかしさのなかで収集癖はコア技術のひとつあるように思う。またオタク的マインドセットにも必須に近い。収集癖レベルは、何かを手に入れるためにどれだけ努力できるか、つまり執着心の強さだと思っているので、うーん確かに自分には縁遠いなと納得できてしまう。
執着心で思い出したけど、自己紹介(か他者紹介)のフレーズで「私はxxすることが大好きで、毎週xxをしています」とよく言うが、あれも相当執着が強くないと成立しない紹介だと以前から思っていた。僕の趣味は庭巡りだけど、紅葉シーズンは毎週巡っているがその他のシーズンは平気で数ヶ月間庭に行かないこともある。そのうち飽きる可能性もある。そういう場合はどう言えばよいのか、実は世間の「毎週xxしている」は「おおむねそのとおり」くらいのニュアンスも暗黙のうちに含んでいるのか、一体どういうことなのか……と悩んでいたのを思い出した。