SANOGRAPHIX Blog

京都を拠点に活動する佐野章核 (sanographix) の個人ブログ。日記、webデザイン、読書、写真など。

2023年よかった映画とシリーズ(今のところ)

今年観た映像作品の振り返り記事です。良かったものを順不同で挙げる(イマイチだったものは挙げない)。「今年観た」なので、昨年以前の公開作品も含まれる。順位はつけない(全部良いので)。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

ユニークでばかばかしくも心に訴えかけるメッセージのある、こういう作品が大好きだ。もともと『クレイジー・リッチ』が好きだったから余計に、というのもある。本作を追うように『アメリカン・ボーン・チャイニーズ』がDisney+で配信されたりといった流れも面白く感じている。

逆転のトライアングル

意地の悪いユーモアにめちゃくちゃ笑った。ただし酔いやすい人は、食事のあとに観ないほうがいい。これまた意地悪く画面が常に揺れるシーンがある(この場面自体はひたすら笑った)。レイトショーで観たのだけど、もし満腹だったら危ないところだった。

バービー

今年ベスト(今のところ)。逆転のトライアングルも笑ったけど、たぶんバービーが今年一番劇場で笑った。満席に近い状態で観られて、何度も大きな笑いが起こる幸せな鑑賞体験だった。もちろん、ただ面白いだけは片付けられない鋭いテーマをいくつも含んでいるわけだけど、まず第一にバカ・ムービーとして掴みが抜群に良い。マトリックスやゴッドファーザーへのリファレンスなんかも思い出すだけで可笑しい(と同時に考えさせられる)。運良く両隣の席が男性で奇妙なグルーヴ感があった。

ザ・フラッシュ

これもテンポが早くてお茶目なユーモアに溢れていて、満ち足りた気持ちで劇場を後にした。ドラマ版フラッシュは序盤で止めてしまっているので完走したい。

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

もう車で何をしようが驚かない。……と思いつつも、手に汗握る面白い見せ場がちゃんとある。これも2部作あるいは3部作なわけだが、キャラクターが1クラスぶんくらいありそうな雰囲気になってきたからしょうがないんだろうな。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

新作のたび「無事に撮り終えてくれ......」と思っているが、いよいよ最終作の噂も聞こえてくると信じられないし寂しい。狭い路地でのバトルが意外と面白かった。ロケ地がワイルドスピードと被っていて「ついこのあいだ観たぞ」ってな具合の笑いもあった。

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ

神。

タイラー・レイク -命の奪還-2

どうやって撮ってるの!!

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

みんな観てるだろうから改めて言うことはないがよかった。情報量が多すぎたので、配信されたらもう一度観る。

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー:VOLUME 3

見事としか言いようのない締めくくり。これまでは「MCUのなかでベスト」を聞かれたらGotGの1作目を挙げていたけど、今後はVol 3と答えようと思う。

カンフー・パンダ

もっと早く観ればよかった。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(n回目)

再鑑賞。というのもいまインタビュー集を読んでいて、壮絶な経緯で制作されてきたとわかったからだ。本書にはヒヤヒヤする逸話が満載なので、鑑賞が数倍楽しくなること請け合いである。V8!!

私の"初めて"日記

ここからは映画じゃなくてドラマ。

これは今年完結した学園コメディもので、大好きなシリーズになった。愉快でキレのあるユーモア、チャーミングな主人公と仲間たち、説教臭くないエモーショナルな展開と、どれもうまく噛み合っていた。Netflixの『セックス・エデュケーション』が好きな人には無条件でおすすめできる。

社内お見合い

めっちゃおもしろいじゃん......

ホワイト・ロータス

先の『逆転のトライアングル』と似た雰囲気を感じるので、ああいう気まずい笑いが好きなら、まず間違いなく面白い。表面上は似ているものの、テーマは当然異なるのが興味深く、しかもシーズン2ではまた大きく雰囲気が変わるのも飽きさせない。

NOT ME

タイBL。主人公が事件の真相を追うサスペンス要素あり、ケイパーもの的な緊張感あり、社会への問題提起あり、そのなかで生まれるBLありと盛りだくさんなシリーズ。サブキャラ役のファーストくんが好きなので出番があると個人的に嬉しい。