友人のサイト制作を手伝った。酔っ払っていたせいもあったけど、楽しくコード書いていたらなかなかいいやつできて楽しかった。
コンビニでマウントレーニア1本おごってもらって制作したから、150円くらいで手伝ったことになる。全然それで満足しているし楽しかったからなんの問題もない。ところが、同様の作業量、2時間ぶんの作業を仕事として150円で受けるのは、途端にありえない感じが出てくる。
件のサイトは、先に僕がやりたくて話を持ちかけた、というのもあったし、そもそも友達がやってる非営利のサイトだし、「そんなに作りたいんだったら編集権限あげるから自由に作業して構わないよ」と言われて、オーダーも特になかったので、仕事ではない。
こんな感じで友達の制作をちょろっと手伝うのと、仕事として報酬をもらって制作するのとでは、「制作する」点のみは共通しているけど、実際のところは全く別物だと思っている。ところが、一見両者に違いは無いので、第三者からは似たように見えてしまう。いわゆる「好きでやってるんだから低いギャラで仕事してくれるだろう」問題の一因にもなっている気がする。
仕事であれば適正な価格を設定すべきだと思っているので、その線引きをはっきりするために、「仕事であるかどうかの基準を持っておく」くらいしか、すぐに浮かぶ対処法がない。しかし僕自身も、以前はまともな線引きなどなく、報酬のことになると常におっかなびっくりやっていた(今も自信ないけど)。初めてインターネット経由で仕事が来たときは、まさか自分に仕事が来るとは思っていないから、何の準備もしていなかった。結果として、その場その場でちょっとずつ覚えていくことになった。もうちょっと人に聞くとかしておけば首尾よくいったのかもしれない。
かといって、たとえ友達の頼みであっても、何でもかんでも仕事にしてしまうのは、やや寂しいものがある。そこがややこしい。友達を手助けしたいと思うのは自然なことだし、さらに自分の持っている技術で助けられれば尚更良いとも思うからだ。
要領の良い人は、あまり迷わずにうまいこと気持ちのやりくりしているのかもしれない。