ゴールデンウィーク随分前に終わったけどゴールデンウィークの記事です。連休はどこも混んでいるので、わざわざそんな日に出かけたくない。しかしずっと家にいるのも、それはそれで物足りない気分になる。そこで今年のGWはちょっとしたコンセプトを立てた。家の近所(京都市内)で、かつ混んでいない場所を狙って出かける。空いてたら勝利(何に?)。なおGW直後の土日も便宜上GWに含むことにする。
候補として考えたのは、くらま温泉と府立植物園である。どちらも以前春に出かけたことがあって、なんとなくの感覚を知っているのが理由。まあ新鮮さはないけど。
結論から言うと、どちらも予想が的中し、見事に快適だった。温泉はオジサンが4人くらい湯船に浸かってるだけだったし、植物園は広いから見かけ上は混んでないように見えた(予想通り)。
くらま温泉は、四方を山に囲まれた露天風呂がある温泉。叡電で鞍馬駅まで行って、駅前で無料送迎バスに乗り込めばOK。なお鞍馬は始発駅なので、帰りの電車は座れる可能性が高い。どうでもいいけど叡電で出町まで帰ってくるとき必ず爆睡してしまうのはなんなのか。
くらま温泉は風呂だけでなく洗い場も外にあるから、冬はめっちゃ寒そうだけど、この季節は快適な気温で本当に過ごしやすい。水温はややぬるめで、僕にはこのくらいぬるいほうがありがたい。そして何より、旅館とくっついているところが良い。風呂からあがったら即ビールと昼飯が食えて最高。旅館のメシは、少なくとも大きくハズさない、手堅くうまい印象がある。「観光地で迷ったら旅館のメシを食う」は結構使えるテクだと思っている。
府立植物園は、以前桜の季節に行ったことがあり、そんな時期でも比較的空いている印象があった(見事な桜が咲くので春先もおすすめ)。通年で見られるものとしては、盆栽と温室が好きである。特に温室は+200円だけどおもしろいから入るべきである。というのを昔も書いてた。
植物園は散歩して帰ってくるのにちょうどよい広さである。昼間はちょっと暑いくらいだった。連休らしく催し物やコンサートなどが開かれていて陽気な感じだった。
ところでこのラインナップでは、メジャーな観光地を外して出かけただけという見方もできる。だから、最後に混まない寺に出かけたい気分になった。
というわけで東福寺に行ったところ、予想通り空いていた(偶然の可能性はある)。紅葉の名所は、秋をハズせばなんとかなるイメージがある。嵐山は混んでそう。
東福寺は紅葉シーズンに行くとなると、大変なやる気・元気・根気が要る。元気はないから最近は春に行っている。寺は混んでないほうが良いに決まっている。春は青々とした木々が見られる。
東福寺の塔頭で、芬陀院というお寺が近くにある。ぼくはここの静かな感じが大好きで、再訪できてよかった。昔の写真だけどこんな感じ。縁側がとてもいい感じで、気分が落ち着く。