僕が自分のウェブサイトを初めて持ったのは中学2年のときだった。僕の記憶だとしばらく前からホームページブームが起こっており、ジオシティーズで個人サイト作ろうぜみたいな機運が高まっていた。
当然自分も興味はあったし、作りたかったのだが、いかんせん取っ掛かりがなかった。そのころ、わりと仲の良かったクラスメイトの女の子とメールしていて、何かの折に「ホームページを作ろうと思うんだけど難しそうでうまく完成させられるかもわからない」といったメールを送った。
「諦めるの?」は、そのメールへの返信で送られてきた言葉。驚くべきことに、自分でも今書いてて笑ってしまうんだけど、その2日後くらいに自分のホームページが完成していた。
たった一言でモチベーションが泉のように湧き出たように記憶していて、ちょっと乗せられやすすぎるだろ、とおもう。しかしそれがなければ今こういう感じで仕事していないはずなので、まさに人生を左右する言葉だった。
昔の記憶って捏造も多いのでこの記憶も都合のいいように捏造されたのかもしれない。けどおれのなかではそういうことにしておいて、良い話にしておきたい。