クリアしてから日が開いてしまったが、God of War のメインクエストを一通り終えた。
GoWといえば、スピーディな戦闘・容赦のないゴア表現・神々に戦いを挑む熱い展開が特徴のゲーム。今作は新作でありながらリブートさながら、何もかも別ゲーになっている。が決してネガティブな意味ではなくて、変更点が軒並み良い効果を生んでいる。いまモダンなアクションアドベンチャーを遊びたければこれを買っておけば間違いない。

【PS4】ゴッド・オブ・ウォー 【CEROレーティング「Z」】
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2018/04/20
- メディア: Video Game
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以下核心には触れない程度にスクリーンショットがある。
変化
過去作から最も大きく変わったところが、ストーリーの主軸が「親子の絆」になった点。近年AAAタイトルで親子ネタは食傷気味ではあるものの、誰でも共感しやすい普遍的なテーマなのがいい。GoWにあった若干のとっつきにくさ(神とかよく知らんし……的な)が解消されている。
クレイトスは業を背負った父親であることが強調して描かれていて、過去作のプレイヤーはそこでハッとさせられる。
息子のアトレウスとのコミュニケーションは序盤はぎこちなくハラハラさせられるが、旅を通じてクレイトス自身も成長していき、徐々に接し方が変わっていく。このへんはThe Last of Usのジョエルとエリーの関係に近い。
また、物語を支えるキャラクターも味のあるやつばかり。特に喋る首が良い。ネタっぽいからすぐ退場するかと思いきや、その後も出番がやたらと多くて笑った。
戦闘
意外とゴア表現はあっさりめ。期待していたらちょっと肩透かしな感じがした。もっとも、子連れの父親の身だし、過去作でみせた神々絶対殺すマンの性格は抑えめに描かれている。
メイン武器は斧。投げてよし振ってよしで便利。仕掛けを解くのにも大活躍する。投げたあと呼び戻すギミックがおもしろくて、戻る最中にも当たり判定があるから敵をなぎ倒しながら手元に帰ってくる。そのほか盾でのパリィやアトレウスの弓、各種スキルがあり、モダンなゲームでおなじみのスキルツリーシステムもあるから、最終的にはかなりのバリエーションの攻撃方法を覚える。アトレウスの弓援護がかなり頼もしく、戦闘中によく喋ることもあって共闘感を味わえる。
あとあえて触れていないが過去作を遊んでいて「えっ斧?」と訝しむプレイヤーには、中盤ご褒美の超胸熱展開が待っているのでお楽しみに。
同シリーズお家芸の緻密なグラフィックは健在で、現行機でトップクラスのビジュアルだと思う。4KHDRモニターでプレイしたいタイトル筆頭だったので満足。また演出としては「全編ノーカット」が売りで、エンディングまで本当に数十時間ぶんのワンショットの長回しという、いままで見たことのない映像が展開される(ファストトラベル中も暗転しない凝りよう)。脚本的にも技術的にもとてつもないチャレンジで、これだけでも遊ぶ価値がある。
バカ売れしたっぽいし物語もまだ謎が残っているから必ず続編作られるだろう。未体験の人は今すぐプレイして予習してほしいのと、あと凄まじい出来なのでどっちにしろ今すぐプレイしてほしい。

【PS4】ゴッド・オブ・ウォー 【CEROレーティング「Z」】
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2018/04/20
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