SANOGRAPHIX BLOG

京都を拠点に活動する佐野章核 (sanographix) の個人ブログ。日記、webデザイン、読書、写真など。

百合ビジュアルノベル『Highway Blossoms』が追加シナリオDLCで深みが増したってよ、な感想

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去年行った庭・最近行った庭のことを書こうとしたけど、最早「みんなも行ってみてね」とか無責任なことも言えない世情なのでゲームのことを書く。

ビジュアルノベル『Highway Blossoms』に追加シナリオのDLC『Highway Blossoms: Next Exit』がリリースされたので読んだ。本編はロードムービーテイストが新鮮な百合ビジュアルノベルで、それはそれは高品質だった。本編については過去に書いたブログを参照されたい

以下核心に触れない程度のネタバレを含む。


このDLC、本編での主人公AmberとMarinaの関係性が引き続き物語の中心に据えられており、ブレないことに安心した。その土台に、新キャラのCassi登場など新たな展開が乗っかってくる。

まずこのCassiがめちゃくちゃ良い奴なんだよな。当初、これは三角関係の話になるのかな? と予想して、恋敵的なイヤな奴としてCassiは描かれるんじゃないかと思っていた。が、そうではなくて、あくまで2人とは友達として振る舞い、超えちゃいけないラインは超えないのがCassiの人物像で、かつサッパリした性格なので本当に魅力的に映った。

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サイドストーリーが欲しいくらい魅力的だった

Cassiの登場で、一方的な嫉妬が起こって険悪なムードになってしまう展開はある。ただ、これもあくまでドラマを作るきっかけであり、最終的にはもっと根本的な関係性を問う展開が用意されてるのが良い。その醸成装置といえるのが、「コンベンションのショボいブースでの手伝い」。このシーンが延々続くことが意味するのは、要するに「デートで大して興味がないことをやらされてるうち何もかも嫌気が差す」現象と理解した。数年越しのDLCにしては相当攻めてる。けどこのおかげで説得力のある引き締まったシナリオになっているし、まったく華はないけど微妙な心境を描いた部分は、このDLCで一番良かったところだと思う。

あと本編でほとんど背景を知ることができなかった脇役、Tessの掘り下げもあるぞ! これはTess好きになっちゃうね。

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そうだね


ファンが読みたいシナリオをわかったうえで攻めたDLCだった。あと付け加えるとすれば、イベントスチルがめっちゃ良いんだよな。これは開発文化の違いだと思うのだけど、イベント絵と立ち絵で画風の整合性をとることよりも、イラストレーターが描きたいものがそのままイベント絵になっている印象を受ける。だからパッションが伝わってくるスチルが多い。

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