SANOGRAPHIX Blog

京都を拠点に活動する佐野章核 (sanographix) の個人ブログ。日記、webデザイン、読書、写真など。

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ウィッシュリストに突っ込んでいる、2022年に期待するゲームについて

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良かったゲームの振り返り記事は毎年末に公開しているが、未来のことも書きたいと思う。自分のSteamウィッシュリスト(とその他情報源)を眺めて、2022年に個人的に期待しているタイトル&その理由を書いてみた。

A Space For The Unbound

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90年代後半のインドネシアの田舎町を舞台にしたアドベンチャー。

デモが用意されており序盤を遊べる。影が強めに落ちていて、立体的に感じられるドット絵がとても心地よい。超能力的というかマジカルなアイテムを駆使して他人の心を覗くゲームプレイになるみたいだ。ちなみにメインキャラふたりはゲーム開始時点ですでに交際しており、そのへんの関係性も会話で楽しめそう。

「男女と世界の終わり」的なあらすじを読む限り、ゼロ年代の作品群に多大な影響を受けていそうに思える。それをどう解釈したゲームになるか興味がある。

Test Drive Unlimited Solar Crown

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2006年の「Test Drive Unlimited」は、こんにちのオープンワールド・ドライブゲームの基礎を築いた大先輩にあたるゲーム。1:1スケールのハワイ・オアフ島を自由にドライブするのが大好きだった。その最新作が遂にやってくる。こんども、やはり1:1スケールで再現された香港が舞台。

結構発売日が迫ってるわりに情報がほとんどなく、ゲームプレイ映像を見るまでは気が抜けないというか、期待と不安が半々の心境でいる。とはいえ、思い出のフランチャイズなので応援したい気持ちは強い。

もし本作が成功したら、アジアが舞台のオープンワールドがより盛んになるかもしれない……との期待も少しだけ抱いている。「Forza Horizon 5」(関連記事)を思い出すと、発売前の噂で舞台が日本なのではないかとされたことがあった。個人的には「いやいや、絶対ありえないでしょ」と思っていた*1が、もし舞台として成立するなら後続の作品にも影響を与えるだろうし、喜ばしい。

Bomb Rush Cyberfunk

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人生のベストゲーム(関連記事)である「JSRジェットセットラジオ」には熱烈なファンが多い。Bomb Rush Cyberfunkも、間違いなくその生まれだろうとひと目見てわかる。

トレーラーを見た感じ、短い映像ながらも爽快感があるし、「JSR」コンポーザーの長沼英樹氏による産地直送なサウンドも相まって非常に期待させる……のだが、あまりにもオリジナルにそのまますぎる。大丈夫なのか! いろいろ!

おれのためのゲームであることは充分すぎるほどわかった。心置きなくオススメできるように、このゲーム独自の要素が沢山盛り込まれていてほしい。最新の開発ブログで、インラインスケート以外にもスケートボードやBMXに乗れる要素が明らかになってちょっと安心した。同スタジオの前作「Lethal League Blaze」はドッジボールと格ゲーをミックスしたような感じで面白かったので、今回も信じてます。

Stray

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猫になってサイバーパンク世界を歩けるゲーム。はい買った!

それで充分買う気になったので、これ以上積極的に情報は集めていない。猫になろうな。

Please Be Happy

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百合ゲースタジオ、Studio Élanのビジュアルノベル。このスタジオの過去作をプレイして(関連記事)、穏やかでリラックスできる作風がとても気に入った。

デモをプレイした感じ、まさにその作風を今回も期待できそう。目パチのアニメーションがあったり、マップ画面からサイドストーリーが読めるなど、過去作になかった新要素もある。あとはじめからボイス付きで配信されそうで(デモの時点でボイスが入っていた)、これもめちゃくちゃ嬉しい。

発売が待ち遠しいぜ、というここまでの感想をアンケートフォームで送るなどのファン活動をした。

Tomorrow Will Be Dying

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アートスタイルがすごく良い。曖昧な色調の感じが。Kickstarterでバックしたときの特典画像をずっとスマホの壁紙にしている。

デモ版で既にかなり笑えるコメディ的シーンがありつつ、感傷的なシーンもあったりと、心を動かされるストーリーになりそう。絶対あらすじを忘れるので発売まであまり読み進めないでいようと思っていても、デモで結構なボリュームを読めてしまう。イベントスチルも大盤振る舞いで「まだこんなに見るつもりじゃなかったんだが!」と段々怖くなって止めた。

単なるビジュアルノベルでなく、どうやらレシピを覚えて料理を作ったり、買い物、昆虫採集など、いろいろなアクティビティができるみたい。主人公に空腹値やストレス値などのパラメータも確認できて、凝ったメカニクスが計画されているようだ。それも楽しみな要素ではあるけど、やはりアートがとても魅力的なのが期待を一層高めている。

team-robo.itch.io

Love, Money, Rock'n'Roll

www.youtube.com

最高のネーミング。

80年代日本が舞台、ソビエト出身の男子学生が主人公のビジュアルノベル。

デモでわかることとしては、雲が動く、室内の換気扇が回る、踏切が動くといった凝りに凝った背景に驚かされる。80年代を連想させるサウンドトラックもイケてる。野心を感じさせるゲームは大好物なので、早速そんなオーラを感じ取ることができた。

典型的な学園ものVNビジュアルノベルの様式を踏襲しつつ、企業の陰謀や複雑な人間関係に巻き込まれる展開が用意されているみたい。ビジュアルやサウンドは上述のとおり期待できるとして、プロットにもなにかツイストが効いていたりとか、挑戦的な要素が期待できそう。

ちなみにこのタイトルはかれこれ数年単位で自分のウィッシュリストに鎮座している。延期を重ねていたが遂に今年リリースされるようだ。そのぶんボリュームがとんでもないことになっていないか、若干身構えている。辞書引きながらなので公称プレイ時間の5倍10倍は当たり前にかかるので……。

Starfield

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自分のなかで、一・二を争う好きなゲームスタジオBethesda Game Studiosの、25年(!!)ぶりの新規IP。

このゲームでしたいことはひとつで、豊かな世界に飛び込んでそのまま数百時間溺れたい。SkyrimやFalloutで、充分にこのスタジオが架空の血なまぐさい歴史、社会、学問、生態系を作るエキスパート中のエキスパートだと知っている。大好きなSFの世界でそんな体験が再び待っていると思うと夢のようだ。

先日のSkyrimの10周年を記念したコンサートは素晴らしかった。このコンサートには、動画の合間合間にファンたちが「我が人生とSkyrim」を語る別バージョンもあって、これもとても印象的だった。

youtu.be

SkyrimもFalloutも元々シングルプレイのゲームなのに、こんなふうにコミュニティの情熱を巻き込むBethesdaのやり方にはとてもポジティブな印象を持っている。

発売予定日の11月11日はBethesdaにとってメモリアルデー*2なので動かしづらいとは思うけど、延期してでもいいから納得いくまで作ってほしい気持ちが強い。

所感

単に「ゲーム」と言っただけでは「本」くらいの粒度の括りにしかならないので、自分がゲームに何を期待するのか表明することは、誰かにとってなんらかの意味があると信じたい。

映像表現や広大なフィールドの探索は、ゲームに期待するものではある。ただ、ここ数年のゲーム経験から、きわめてパーソナルで繊細なメッセージを感じ取れるのもまた、ゲームのユニークな魅力に感じている。去年一番記憶に残った「Unpacking」(関連記事)はまさに良い例*3

余談: クラウドゲームは2022年どうなるのか?

個人的な体験として、去年はXbox Cloud Gamingで日々クラウドゲームを楽しんで、ゲーム機いらずの便利さを実感した(関連記事)。しかしマイクロソフトがグローバルに注力している関係で相対的に日本においてのプロモーションがいまひとつで、当面は大して広まらないだろうと思っている*4。予想では、ソニーか任天堂がクラウドゲームをうまいことプロモーションして、ようやくこれまでの実績とかインフラの強みがあるXboxも再評価される流れになるんじゃないか。

クラウドゲームがよりメジャーになるにはWi-Fi環境が必要。クラウドゲームのウリ文句として「どこでも遊べる」というのがあるけど、毎月の通信量に制限のあるモバイル回線で長時間遊ぶのは現実的でない。なので活動的な人には向いていないのだが、2022年も引き続き自宅からしばらく出られない暮らしになりそうなので、幸か不幸かクラウドゲームの成長にはプラスになりそう、というのが予想。


このほかのタイトルも勿論遊ぶだろうけど、いまのところは以上です。

*1:「FH5の舞台は日本にならない」と思う理由は一応持っていた。第一に過去作からのアセットの流用がしづらい、第二に多様性をテーマに据えにくい、第三にマーケットが小さい

*2:Skyrimの発売日は2011/11/11

*3:「Unpacking」が印象に残った理由は、心温まるストーリーもあるけど、ゲームでないと成立しないストーリーテリングだったことも大きく関係している

*4:Xbox Cloud Gaming、なんでこの値段で遊べるのか不思議なほど便利なので、当然もっとポピュラーになってほしい気持ちはありますよ