アップデートで遂にv6プラス対応
数ヶ月前にやたら高機能なルーターに変えた。買ったのはRT2600ac。現在自宅のNASにSynology DS218+を使っていて、ルーターも評判よさげなSynologyに揃えた。
Synology 高機能無線ルーター 800Mbps + 1,733Mbps(11a/b/g/n/ac対応) 高セキュリティ VPN Plus対応 RT2600ac
- 発売日: 2017/07/21
- メディア: Personal Computers
以前はバッファローの『WXR-1900DHP2』を使っていた。自宅のインターネット環境がv6プラスで、それの数少ない対応ルーターだったので。ところがこいつが非常に不安定で、しょっちゅう繋がらなくなり毎度本体をリセットする苦行を強いられていた。もうじき待てばWi-Fi 6対応ルーターが出回りそうだけど、こんな暮らしを早く抜け出したくて新調を決意。RT2600acは今年の夏に遂にソフトウェアアップデートでv6プラスに対応して、タイミングも良かったし導入してみた。お値段はまあまあする。ルーター安いのだと3,000円くらいのもあるしね……
外観: でかい
安いルーターを見慣れてると、箱開けた瞬間にぎょっとするくらいにはデカい。縦横はちょっとしたタブレットくらいの大きさはある(実際Fire HD 10とほぼ同じ)。かつ、縦置きができないし周囲にアンテナを生やすため、余裕をもった置き場所を検討しないといけない。
使い勝手・機能面
実は買った状態ではv6プラス非対応な古いソフトウェアバージョンが入っていたことが、諸々設置したあとに発覚した。テザリングで手動アップデートを実行するなどといったトラブルもあったが、最新バージョンに更新後は問題なくv6プラスで接続できた。ちなみに自宅環境はビッグローブのv6プラス*1。接続は非常に安定していて、いちいちルーターをリセットしに行くこともなくなった。
Synologyといえば高機能NASを出しているメーカーで、そのノウハウがルーターのソフトウェアにも活かされている印象だった。設定できる機能が多岐に渡り、まだ全部把握できていない位にやりこみ甲斐がある。実際に設定してみた機能を紹介すると、2.4GHz帯域と5GHz帯域を自動で選んで接続してくれる「スマート接続」のように一度設定すればいい機能もあれば、セキュリティ診断やトラフィックレポート作成の定期実行も安心&便利。特に通信の可視化は期待していたところだったので、機能の充実度が嬉しい。ホームユースでは可視化したから何なんだって話だけど。
このほか自分は使ってないもののペアレンタルコントロールやNASメーカーらしく簡易NAS機能も備えている。またスマホアプリからVPN接続もできて旅行なんかに便利なんだけど、よく接続に失敗する(稀にうまく繋がる)ため面倒になって使わなくなってしまった。まだ研究が足りない。
期待はずれだった点としては、Synology NASとの連携機能は見たところなさそう? でシナジー効果が薄かった点。一応、ソフトウェアの操作体系が似ていて学習コストが低いのは利点だと思う。また、拡張機能をインストールできる「パッケージセンター」があるにはあるが、追加できるソフトの種類が非常に少ない。まあルーターに変な拡張機能入れるのも怖いから分からなくはないけど……。Synology NASのパッケージセンターの充実度と比べると若干寂しい印象。
速度
速度は当初「ちょっと速くなったらいいや」程度に考えていたのが、意外にもLANならまだしもインターネットの速度が上がったのが嬉しい誤算だった。ピークを外した時間帯なら下り400Mbps以上と、これまで見たことない値が出ている。新旧ルーターで同時に計測したわけではないので正確ではないけど、過去のどのルーターの計測結果よりも速くなった。安ルーターでは回線のポテンシャルを活かしきれていなかったということか。
予想だともうしばらく経つとWi-Fi 6対応の後継機が出るので多分それも買うと思う。
Synology 高機能無線ルーター 800Mbps + 1,733Mbps(11a/b/g/n/ac対応) 高セキュリティ VPN Plus対応 RT2600ac
- 発売日: 2017/07/21
- メディア: Personal Computers
*1:ビッグローブのv6プラスは現在新規受付終了しており、「IPv6オプション」に名称が変わっている