最近Steam経由で買った・プレイしたゲームをまとめて書きます。だいたいビジュアルノベルです。
食用系少女
ほんの数時間前に配信されたばかりで、いまプレイしている。
Steamで美少女ゲーの表現規制が厳しくなったことで何度も配信延期になったタイトルで、もうダメかと諦めかけていたから発売しただけで喜びがある。問題のあった1キャラの設定をまるごと差し替えてリリースに漕ぎ着けたらしい。今年の4月1日に「リジェクトされないようにロリキャラを成長させる」と発表があったときはさすがにエイプリルフールネタだとばかり思っていたが、まさか本当だったとは。
ジャンルとしては食品擬人化モノで、最近何かと話題のタピオカミルクティーも登場する。遊びはじめて2時間程度では感想を書くには早すぎるが、全体的に品質が高く、待った甲斐があった。同スタジオの東津萌米とゲームシステムも世界観もよく似ていて、この手のゲームが好きな人はおそらくどっちのタイトルも楽しめると思います。食用系少女のほうが育成対象キャラクターが多いぶん、より経営要素がおもしろくなっている。
Love Ribbon
姉妹百合。幼い頃離ればなれになった姉妹が高校で再会する。終盤まで血のつながりの有無が伏せられ、禁断の恋に発展するのかが見どころ。王道っすね。
成績優秀な主人公はおっとりした性格のお姉ちゃんで、いかにもバンドマンなクール系妹に振り回される。姉より妹のほうが背が高いのもまた良いよね。正反対の二人が徐々に分かり合っていくさまが美しく微笑ましい。あと主人公が驚くほど素直な性格だから、恋にかまけてあわや奨学金取り消しの危機に遭うほど成績が下がったり、おいおい高校生にしてはピュアすぎやしないかい、とツッコミ入れたくなるシーンがあったりするのも楽しい。
もともと同スタジオの直球な新作が楽しみで、しかし昨今のValveの審査基準をみてると雲行きが非常に怪しいので、とりあえず過去作をプレイしようと思ったのがきっかけ。Valveの件は誰に祈ればいいかわからないが、とにかく頼む……。
Otaku's Adventure
古き良きポイント&クリックADV。「手の込んだ手抜き」とでも言いたくなるような、ユルいビジュアルにギミック満載で、見た目以上の奥深さがある。
タイトルどおり、おれたちのためのゲームなことを開発者はよくわかっていて、都合よく美少女が出てきたりメタ発言山盛りな台詞回しもオタク心をうまく突いてくる。加えて日本語版は(意図したかは知らないが)絶妙に機械翻訳っぽいところが余計に味わい深くて良い。相当複雑な分岐があるようで、一通りプレイしたあと実績達成率見たら全然まだまだだった。
余談だが先日のアップデートで高解像度対応になっていて、突然無料でHDリマスターされた感覚になれてお得だった。
Lingua Fleur: Lily - Diary1
※ 『Lingua Fleur: Lily』のネタバレがあります。とりあえず本編買いましょう。感想は以下の記事に書きました。
予告されていたDLCが出て即買った。
二人が同棲!!!!!して!!いる!!!!!ってだけで大感動である。同棲かルームシェアなのかわからんが、とにかく本編は二人で住み始めたところでバッツリ終わっていて、あれからうまく生活できているのかと親のような気持ちでいたところにDLCが配信されたかたち。
日常のちょっとしたことを描くのがうまい作品で、DLCでもまさしく同じ作風で安心した。「同居人のだらしなさに耐えられなくなる」エピソードなんか象徴的で、二人の関係がただの友達から共同生活にステップアップしたことで問題に上がる類のものだから、前より着実に前進している。台湾では先日同性婚が合法になったことで本作もセールが行われていた。そういう意味でもタイムリーな一本。