2018年も続々と発売されるタイトルに嬉しい悲鳴を上げた1年だった。というわけで今年も遊んだゲームの感想をまとめる。なお“発売された”ではなく“遊んだ”ゲームなので古いタイトルも含まれる。並び順には特に意味はない。
- Life is Strange: Before the Storm
- Doki Doki Literature Club!
- Overcooked
- The Red Strings Club
- SeaBed
- Deep Rock Galactic
- ぎゃる☆がん だぶるぴーす
- Deep Space Waifu: FANTASY
- カスタムオーダーメイド3D2
- Hacknet
- Tacoma
- Detroit: Become Human
- Marvel's Spider-Man
- God of War
- ザ クルー2
- DJMAX RESPECT
- Red Dead Redemption 2
- モンスターハンター:ワールド
- Assassin's Creed Origins / ディスカバリーツアー
- Assassin's Creed Odyssey
- Titanfall 2
- Forza Horizon 4
- 参考: 2017年の所感
Life is Strange: Before the Storm
名作ADV『Life is Strange』の前日譚。前作を遊んだならクロエのことは100%好きになってるはずなので、クロエの過去を掘り下げる本作を確実に楽しめること請け合い。若者の抱える問題がノスタルジックな色彩で描かれていて、たとえオレゴン州に縁もゆかりも無いおっさんがプレイしてもエモみマックスな気持ちになっちゃうんだよね。ファンが喜ぶ前日譚のお手本のようなつくり。
ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム - PS4
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2018/06/07
- メディア: Video Game
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Doki Doki Literature Club!
世間の評判が独り歩きしはじめたあとに知ったのが本当に悔やまれる。何も知らずにプレイして気持ちよく騙されたかった……。僕にできることは「いますぐ無料でダウンロードしよう」とオススメすることだけである。
Overcooked
過酷な勤務地で料理するやつ。いまや貴重な「ローカルCo-opでおもしろいPCゲーム」。カジュアルゲームと舐めてかかると痛い目にあう難易度で、各自仕事へのフルコミットが求められる。4人でワイワイ遊ぶならSwitch版が優秀。同僚とのチームビルディングにどうぞ。
The Red Strings Club
情報屋バーテンダーとなり、人類を脅かす陰謀を暴け! メガコーポに支配されたサイバーパンクな世界観に、プレイヤーの倫理観を問う選択肢が絶妙に絡んだ良質なADV。詳しくは過去記事に書きました。
SeaBed
最高のシナリオ、最高の社会人百合でひときわ印象的だった。物語のかなり終盤まで、意図的に話の辻褄が合わない構成になっていて不安になるが、47万字の果てに一気に風呂敷を畳まれるカタルシスはすさまじいものがある。文字を読むのが嫌いでなければ本気でオススメなので、ネタバレを踏まないようにプレイすべし! ちなみにDLsiteだと600円ちょいで買える。
Deep Rock Galactic
ドワーフのおっさん達が採掘するだけ。その実、超優秀Co-opゲーとして最近仲間内で流行りだした。チームで協力しないと生き残れないゲームバランスが絶妙で、かといって殺伐とした雰囲気にならず「皆で仕事やってる感」が味わえる。アーリーアクセスながら核の部分は完璧に近い。友達誘って鉱石を掘り当て、襲いかかる敵を撃退し、労働のあとはビールを飲んでジョッキを顔面にぶつけ合おう。
ぎゃる☆がん だぶるぴーす
例によってSteamのセールで買った。気楽に遊べるバカゲーならではの、絶妙なちょうど良さ加減がいいんだよね、と言いたいのだが、1-2面でクラッシュする不具合に見舞われてそれどころじゃなかった。Steamのフォーラムもその件で持ち切りで地獄。僕も15回くらいニューゲームしたつもりだが、プレイを続行できたのが2回しかない...。
Deep Space Waifu: FANTASY
脱衣STG。このシリーズはDLCやスピンオフばかり作り続けていて、これもいつもと全く変わらない味付けだから老舗の料理を食べてる気分になる。
新作が正月に発売予定ときいて、こんなゲームのために開発チームが正月働くのかと思うとめっちゃうけていたのだが、なぜか今日発売されてそれはそれで面白い。もちろん買いました。
カスタムオーダーメイド3D2
カスタムキャスト(スマホアプリ)のリリース後に拡張パック適用版が発売とあって、まんまと商売に乗せられてしまった。カスタムキャストのキャラメイクに数日潰して嗜好が研ぎ澄まされたのか、超絶かわいいキャラでスタートダッシュを切れた。かわいくないですか?
Hacknet
実際のUNIXコマンドを駆使して、きみもスーパーハカーになろう! コマンド入力型ADVとハッキングシミュレータが奇跡の融合。プレイフィールはパズルやタイピングゲームに近いが、過剰にすごいことしてそうな見た目も相まって、俺TUEEEが存分に味わえる雰囲気ゲーでもある。
Tacoma
Twitch Primeでゲットした。宇宙ステーションで起きた事故を調査するウォーキングシミュレータ。船内には誰もおらず、あるのはARデータのログだけ。断片的なログを集めていくと事故の真相が浮かび上がる……という、ARを中心に据えたゲームプレイが新鮮。ログから溢れ出る人間の息遣いにしみじみきてしまった。
Detroit: Become Human
なんかADVばかり遊んでる気がする。ADVというか、AIやらSFが好きなんだと思う。これも「自我が芽生えるロボット」という超古典的な題材を、不気味の谷を越えんばかりの現代的テクノロジーで描いた作品。やたら寒そうなシーンが多いので冬休みにどうぞ。
【PS4】Detroit: Become Human Value Selection
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2018/11/21
- メディア: Video Game
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Marvel's Spider-Man
ザ・万人受けするゲームでしたね。周囲でも大体皆絶賛していた。スクショ見返しても派手でおもしろそうに見える。もし今からPS4買う人がいたら安心して勧められる。
同スタジオのゲームは『Sunset Overdrive』の印象があまりにも強烈で、狂ったノリが大好きだったのだが、さすがにスパイダーマンという一流フランチャイズでは品行方正な作風のようだった。Sunset Overdriveは、なんと今年Steamで発売されたので、せっかくだから俺はB級を選ぶぜって人はこの機会にぜひ。
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2018/09/07
- メディア: Video Game
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God of War
ゲームアワード続々受賞してますね。「エンディングまで数十時間ぶんのワンショット長回し」が前人未到すぎて誰も見たことのない映像になってるので、それを確かめるためだけでもプレイする価値がある。
ザ クルー2
おれだって本当はすごいゲームを遊んで、それがいかに革新的か書きたいんだよね。レースゲーム好きだし。が、遊ぶたびに渋い気持ちになってきて、どうにも好きになれなかったのが正直なところ。以下に書いた。
DJMAX RESPECT
先月あたり半額になっていたのを見かけてすかさずゲットした。最初期のWindows版のDJMAXを遊んでいた記憶が蘇る! BMSも盛んだったし良い時代でしたね。本作はPSPからの移植曲が多いこともあって、アケコンがなくても普通のコントローラでちゃんと遊べる譜面になっているのが非常にありがたい。蛇足な要素がなくて本当に「ただの音ゲー」に徹している点がストイックでまた良し。曲のアンロックがまあまあ大変。
- 出版社/メーカー: アークシステムワークス
- 発売日: 2017/11/09
- メディア: Video Game
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Red Dead Redemption 2
GTAマネーを湯水のように使った超大作にもかかわらず、意図して不親切な、徹頭徹尾ゲーム的な省略がほとんどないことに感動してしまった。主人公がコーヒー飲み切るまでこんなに何度もボタン押すゲームはほかにない。時を同じくして『シェンムー I&II』が現行機向けにリリースされたこともあり、これはシェンムーが見た夢だなと思うようになった。西部の芭月涼。
おそらく僕と同様オープンワールドをずっと遊んできて、シェンムーに特別の愛着を持っている人ほど、RDR2を諸手を挙げて受け容れられる。で、「オレはこの良さがわかってる」とプレイヤーが悦に入るところまでロックスターに見透かされている気がする。
レッド・デッド・リデンプション2【CEROレーティング「Z」】 - PS4
- 出版社/メーカー: ロックスター・ゲームス
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: Video Game
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モンスターハンター:ワールド
随分昔のことに感じるけど意外と今年発売だった。ブログでは一度も言及していなかったが普通に遊んでました。さっき久々に起動したらスラアクとライトボウガンを主に使っていたらしい。モンハンはPSP時代からの出戻り組で、発売前はこんな膨大な時間のかかるゲームを据置機で遊んで大丈夫なのかと心配していたが、クエスト参加者がすぐ見つかって時短で狩れるし全然問題なかった。
- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 2018/01/26
- メディア: Video Game
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Assassin's Creed Origins / ディスカバリーツアー
オリジンズの追加コンテンツだけど、良質な教育アプリケーションなので紹介したい。ゲームのマップそのまま使って観光ツアーに旅立てる。ゲームの売上に直接関係なさそうな、こういうコンテンツをしっかり作り込んでくるあたり、シリーズの余裕を感じさせる。
Assassin's Creed Odyssey
もうアサシンじゃなくてただの傭兵じゃん、というツッコミはありつつも、オリジンズをベースにアクションRPGとしてより洗練された。これは個人的な都合だが、RDR2を終えた直後からプレイしていることもあり、AAAタイトル特有の膨大なコンテンツにちょっと食傷気味だったりする…。
アサシン クリード オデッセイ 【CEROレーティング「Z」】 - PS4
- 出版社/メーカー: ユービーアイソフト株式会社
- 発売日: 2018/10/05
- メディア: Video Game
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Titanfall 2
シングルキャンペーンしか遊んでないのでその評価になるが、古き良き王道ロボアニメを思い起こさせるシナリオを現代的ゲームプレイで満喫できて非常によかった。以下に感想書いた。
Forza Horizon 4
つい最近DLCが出たので再開している。Forzaは毎年決まったサイクルで高品質な新作を出してくる安心のフランチャイズという印象。今作も探索しがいのある舞台にアクティビティが満載で安定した楽しさ。あと、何かとすぐ飴ちゃん感覚で車がもらえるのがいい。ありがちモバイルゲーの報酬のケチ具合と比べて圧倒的大盤振る舞いで、やっぱコンソールはこうでないといけない。あとは近い将来、自動運転車が普及すると公道を走るドライブゲームは消滅するかもしれないので、今のうちに満喫しておきたい。
このほか、ほんの少し遊んだだけのタイトルや、たいして響かなかったタイトルがいくつかあるが、特段書くことがないので除外した。
余暇の大部分をゲームに捧げてるけど、その割に下手すぎるというか、腕前が要求されるゲームがことごとく苦手なことにぼんやりした危機意識がある。駆け引きとか読み合いもなるべくやりたくない。実はゲームのゲーム性にそこまで興味がないんじゃなかろうか……と自己分析すると合点がいってしまい虚無の心境になっている……。来年もやっていきましょう。
参考: 2017年の所感
遊んだタイトルで今年を振り返ろう的なやつ